米首都ワシントンに配備の州兵が武器を携行、長銃を持つ兵士が人気スポットにも

(CNN) 米首都ワシントンに配備された州兵が、24日から武器の携行を始めた。作戦を遂行している合同本部が明らかにした。 州兵はドナルド・トランプ大統領が進める首都の犯罪対策の一環として派遣され、ピート・ヘグセス国防長官は先週、州兵には武器を携行させると述べていた。 この措置は目に見えた方針転換だった。国防総省は先に、州兵は状況に応じて必要があれば武器を携行できると説明していた。 CNN記者は24日夕、ウォーターフロントの人気スポット「ザ・ワーフ」で長銃を携帯している2人の州兵を目撃した。 ワシントンでは地元警察が連邦機関の直轄となり、連邦捜査官の人員も増強されている。トランプ大統領は首都の犯罪が増えているとして何度も不満を口にしているが、実際は今年の犯罪件数は2024年に比べて減少している。 ワシントンの州兵の応援として、ウェストバージニア、サウスカロライナ、ミシシッピ、オハイオ、ルイジアナ、テネシーの各州からも州兵1900人あまりが動員された。 政府のデータをCNNが分析したところ、首都警察がトランプ政権の指揮下に入った8月12日からの1週間で、犯罪件数はわずかに減る一方で、移民の逮捕者は急増していることが分かった。

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