特捜取り調べ、一部不適正と認定 最高検、大野元議員秘書

自民党派閥の政治資金パーティー裏金事件で、政治資金規正法違反(虚偽記入)の罪で元参院議員大野泰正被告(66)=旧安倍派=と共に在宅起訴された当時の秘書(62)に対する東京地検特捜部の取り調べについて、最高検が一部を「不適正」と認定したことが26日、関係者への取材で分かった。 検察の取り調べを巡っては、近年相次いで不適正事案が表面化しており、捜査の在り方が改めて問われそうだ。 関係者によると、問題になったのは大野被告の秘書だった岩田佳子被告の取り調べで、録音・録画(可視化)が実施されていた。 他地検から特捜部に応援として派遣された男性検事は岩田被告に対し、問題がある取り調べをしたという。 東京地検特捜部の捜査では、2021年に逮捕・起訴された太陽光発電関連会社社長への取り調べで、最高検が一部を不適正と認定したことが昨年判明。大阪地検特捜部や横浜、和歌山両地検でも問題のある取り調べが明らかになっている。

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