警察官を名乗ってキャッシュカードを窃取したなどとして、大阪府警南堺署は26日、コンゴ民主共和国籍で埼玉県草加市の自称格闘家、レバナ・ゾンギア・エゼキエル被告(23)=公判中=を窃盗などの疑いで逮捕、追送検したと発表した。 逮捕容疑は、氏名不詳者らと共謀して4月下旬、警察官になりすまし、堺市南区の80代の女性に「キャッシュカードが悪用されている」とうそを言ってカードを窃取。ATM(現金自動受払機)で計122万円を引き出したとしている。容疑を認めている。 南堺署によると、被告は偽の警察官の名刺を見せるなどして女性を信用させていた。交流サイト(SNS)で闇バイトに応募して、指示役から連絡を受けていたとみられる。 署は他に4件の窃盗容疑も裏付けて追送検した。被害総額は計390万円に上った。【大坪菜々美】