大阪府堺市の府営公園「大泉緑地」で、男子中学生のリュックサックから現金約1万4000円が入ったペンケースを盗んだとして、無職の47歳の男が逮捕・起訴されていたことが26日、わかりました。男は警察の調べに対し、「自転車のヘルメットを買いたくて、その足しにするために盗みました」と話しているということです。 窃盗の罪で逮捕・起訴されたのは、大阪府松原市に住む無職の男（47）です。警察によりますと、男は7月31日、堺市北区の大泉緑地で、中学1年の男子生徒（12）のリュックサックから現金約1万4000円が入ったペンケースを盗んだ罪に問われています。 男は、遊んでいた男子生徒とその友人に近づき、「ジュースおごったろか、自転車レースしよ、1周してきてよーいドン」などと言って、2人に自転車でレースをさせている間に、リュックサックからペンケースを盗んでいたということです。また、生徒らに対し、「俺は元警察官だ」などとウソをついていたということです。 大泉緑地では今年2月以降、自転車の前カゴからバッグや財布が盗まれる事件が7件相次いでいて、警戒していた警察官が男がペンケースをとる瞬間を目撃して、現行犯逮捕しました。 男は調べに対し、「自転車のヘルメットを買いたくて、その足しにするために盗みました」と話しているということです。