今月松山市で、パトカーから逃走中の車がミニバイクに衝突しそのまま走り去った事件。松山地検はきのう、逮捕・送検された20代の男を起訴しました。 ひき逃げなどの罪で起訴されたのは、松山市朝生田町の会社員 奥定美滉被告(24)です。 起訴状などによりますと、奥定被告は今月5日の午前2時10分ごろ、パトカーから逃走中、松山市立花の県道で制限速度を70キロ以上超える時速およそ113キロで走行。 前を走っていたミニバイクに衝突して、そのまま走り去ったとされています。ミニバイクの男性は肋骨を折るなど、全治およそ6か月の重傷です。 事件の直前、奥定被告は現場からおよそ500メートル離れた交差点を、信号無視で走行。違反を確認したパトカーから逃走を図り、その途中でミニバイクに衝突したということです。 検察は奥定被告の認否を明らかにしていませんが、警察の調べに対し「電柱にぶつかる事故を起こしたと思っていた」と容疑を否認していました。