容疑者、事件直後にタクシー使い一度ホテルに 新神戸駅へもタクシー移動 神戸女性刺殺

神戸市中央区のマンションで住人の会社員、片山恵さん(24)が刺殺された事件で、兵庫県警に殺人容疑で逮捕された谷本将志容疑者(35)が事件直後、タクシーを使っていったん宿泊先のホテルへ戻り、新神戸駅へもタクシーで移動していたことが、捜査関係者への取材で分かった。 捜査関係者などによると、付近の防犯カメラなどには神戸入りした事件3日前の17日ごろからホテル周辺をうろつく様子が確認され、18、19日にかけて片山さんの職場付近で歩く姿などが確認されている。20日も片山さんが退勤する前から会社付近をうろつく様子が確認されており、襲撃する女性を物色していた可能性もあるとみて調べている。 事件直前の20日午後6時半ごろからは、神戸市中央区の損保会社を退勤した片山さんが、郵便局へ立ち寄り、電車を乗り換えるなどして帰宅するまでの約50分間にわたり、谷本容疑者とみられる男が片山さんの後を執拗(しつよう)につけていたことが確認されている。 事件は20日午後7時20分ごろ、同区磯辺通の9階建てマンションで発生。6階エレベーター前でこの階に住む片山さんが血を流して倒れているのが見つかり、搬送先で死亡が確認された。片山さんはエレベーター内で襲撃されたとみられる。 事件の直後、谷本容疑者は現場のマンション付近からタクシーを使ってホテルへ戻り、さらにホテル付近から新神戸駅までタクシーで移動。東京方面への新幹線で逃亡したとみられる。

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