マカオ治安警察局は8月27日、コタイ地区にある統合型リゾート(IR)内にあるバーでピアノの演奏中だった女性に抱きついた上、胸などを触ったとして、マカオ居民の人事マネージャー職の女(50代)を逮捕したと発表。 同局によれば、同月19日午後9時頃、ピアノ奏者の女性が外国籍の女性(30代)が演奏中、突然客の女に背後から抱きかれ、胸部を含む身体を触られる事案が発生し、バーのスタッフにより両者は引き離されたが、その後ピアノ奏者がセクシャルハラスメント行為を受けたと感じ、20日に同局へ通報が寄せられたとのこと。 通報を受けた同局が「天眼」と呼ばれる公共エリアの監視システムを活用して客の女の身元を特定し、21日夜にタイパ島でこの女を発見、逮捕。同局の調べに対し、女は過度の飲酒により当晩どんなことがあったか具体的なことは忘れてしまったなどと供述したという。同局では、女を刑法第164-A條「セクシャルハラスメント」罪で検察院送致するとした。 マカオでも痴漢やセクシャルハラスメントといった性犯罪がしばしば報告されている。