【ミャンマー】市民団体、台湾政府に強制送還の停止を要請

英国に拠点を置く非政府組織(NGO)「英国ビルマキャンペーン(BCUK)」は8月28日、台湾政府に対し、ミャンマー人避難民の本国への強制送還を停止するよう求める公開書簡を発表した。同文書には50を超える国内外の市民団体が署名している。 署名団体は、ミャンマーでは軍事政権による空爆や拷問、恣意的な逮捕や殺害など深刻な人権侵害が続いており、送還されたミャンマー人が生命の危険にさらされるリスクが極めて高いと説明した。 台湾政府に対しては、生命や自由の危険がある国への強制送還を禁じる「ノンルフールマン原則」を強調し、ミャンマー人避難民の保護に関する国連難民高等弁務官事務所(UNHCR)の指針に従うよう要請。ミャンマーの治安や法の支配、人権状況が改善するまで強制送還を停止し、国内での滞在を認めるよう強く求めた。 また、台湾国内でミャンマー人の基本的人権が尊重され、医療や教育などの基本的な公共サービスを受けられるよう保障することも要請した。

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