同居する伯父(53)のみそ汁に刻んだキョウチクトウの葉を混ぜて殺害しようとしたとして、千葉県警は1日、殺人未遂容疑で、同県市原市の高校3年の男子生徒(18)を逮捕した。 容疑を認め、「いびきがうるさくて耐えられず、殺そうと思った」と供述しているという。 キョウチクトウは公園などに植えられている常緑樹。花や葉、根など全体に毒素「オレアンドリン」を含み、口にすると吐き気や下痢などを引き起こす。伯父は味に違和感を覚えてすぐに吐き出しており、翌日に腹痛を訴えて病院に搬送されたが、軽症だった。 逮捕容疑は7月17日午後0時15~25分ごろ、自宅でキョウチクトウの葉を刻んでみそ汁に混入し、伯父に飲ませて殺害しようとした疑い。 県警によると、男子生徒は母親と伯父の3人で暮らしていた。廃棄されたみそ汁を鑑定したところ、1杯分に致死量以上の毒素が含まれていたという。 少年は同日夕、JR千葉駅構内のトイレで女性2人をハンマーで殴り、暴行容疑で現行犯逮捕された後、家裁送致されていた。