銀行員が契約者向けキャンペーンの"ギフトポイント"を勝手に自分のものに「期限が切れそうなポイントを自分のアカウントに不正送金した」総額50万円分か<北海道>

カードローン契約者向けキャンペーンの景品として贈呈していたデジタルギフト情報を不正に取得し、自身の電子マネー等に交換していたとして、北海道銀行の元行員の男(55)が電子計算機使用詐欺の疑いで逮捕されました。被害額は50万円にのぼるとみられています。 警察によりますと、男は2024年6月6日から7日までの間、道銀がカードローン「ラピッド」の契約者向けに、キャンペーンの景品として贈呈していたデジタルギフト情報を不正に取得し、3万6000円分を自身の電子マネー等に交換していた疑いがもたれています。 道銀によりますと、男は業務提携契約先であるアコムから道銀に出向中で、事件当時は、キャンペーンの担当部署に勤務していました。 アコムによりますと、男は2025年7月10日に懲戒解雇処分を受けました。 警察によりますと、男は他にも同様の手口で不正に電子マネーを取得し、合わせて500件、50万円を不正に得ていたとみて捜査を進めています。 道銀によりますと、2024年8月に、デジタルギフトを発行している事業者から、何者かが電子マネー等を不正に取得している疑いがあると報告を受け、警察に相談するなどしていました。 調べに対し男は「間違いありません。期限が切れそうな"デジコ(電子ギフト)"を自分の電子マネーアカウントに不正送金しました」と話し、容疑を認めています。 行員の逮捕を受けて道銀は、「今回の事態を重く受け止め、内部管理態勢の更なる充実・強化を図り、信頼回復と再発防止に向けて全行を挙げて取り組んでまいります」とコメントしています。 また、男の出向元であるアコムは「今回の事態を重く受け止め、役職員に対し法令順守を再徹底し、不祥事案の再発防止と信頼の回復に努めてまいります」とコメントしています。

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