教員らのグループが女児の盗撮画像などをSNSで共有していたとされる事件で、性的姿態撮影等処罰法違反容疑で逮捕された神奈川県葉山町立中学校の教員の男(28)=横浜市戸塚区=が「性的欲求を満たすためだった」と動機を供述していることが愛知県警への取材でわかった。逮捕された他の3人の教員とは面識がなかったとみられ、県警はネット上で勧誘されてグループに参加したとみて経緯を調べている。 県警によると、男の逮捕容疑は、昨年9~12月ごろ、神奈川県内の施設で13歳未満の女児2人の下着を盗撮し、SNSのグループチャットに動画2点と画像1点を共有したというもの。「撮って送りました」と容疑を認めている。当時は葉山町立小学校の臨時的任用職員で、今年4月からは中学校で臨時的任用職員として勤務しているという。 捜査関係者によると、グループには10人近い教員とみられるメンバーが参加。盗撮した女児の画像を共有するなどしていた。一連の事件では、他に名古屋と横浜の市立小学校の教員ら計3人が逮捕、起訴されている。 県警は2日、男を同法違反容疑で送検した。 ◇ 被害者側への配慮から、デジタル版では容疑者名を匿名としました。