生後8カ月の男児の顔を平手打ちしてけがをさせたとして、警視庁捜査1課は3日までに、傷害容疑で、男児の母親の交際相手で会社員の貝原優汰容疑者(21)=東京都江戸川区東小岩=を逮捕した。 「男児が言うことを聞かず、いらいらしてたたいた」と容疑を認めている。 男児は暴行の4日後に病院を受診し、くも膜下出血や頭蓋骨と肋骨(ろっこつ)の骨折などと診断された。同課は受診直前にも暴行を加えられた可能性があるとみて、詳しい状況を調べている。 逮捕容疑は5月2日、江戸川区東小岩の自宅マンションの和室で、横たわっていた生後8カ月の男児の顔を左手で2回殴り、15日間の左顔面皮下出血を負わせた疑い。 同課によると、貝原容疑者は2月に20代の男児の母親と交際を始め、事件前日から同居していた。事件当時、母親は寝ていた。同容疑者は「男児がごみを口に含もうとし、止めても繰り返すのでいらいらした」と供述している。