英人気作家が過激投稿で逮捕に各界から抗議の声 ハリポタ作家「全体主義国家になったのか」

「ファーザー・テッド」や「ハイっ、こちらIT課!」などで知られる英コメディ作家グレアム・リネハン氏(57)が、SNS上でトランスジェンダーに関する過激な投稿を行ったとして、ロンドン・ヒースロー空港で逮捕された。逮捕は9月2日、アリゾナからの帰国直後に行われ、武装した警官5人によって拘束されたという。容疑は「暴力の扇動」。本人は「テロリストのように扱われた」と語り、警察は健康状態を懸念して病院に搬送した後、保釈した。 この逮捕に対し、「ハリー・ポッター」シリーズで知られる作家J・K・ローリング氏やテスラCEOのイーロン・マスク氏が強く反発。ローリング氏は「英国は全体主義国家になったのか」とSNSで非難し、マスク氏も「英国は警察国家だ」と投稿した。 問題となった投稿には、「女性専用スペースにいるトランス男性は暴力的行為をしている」「警察を呼べ、最悪の場合は殴れ」といった過激な表現が含まれていた。また、トランスジェンダーの集会写真を「臭いがする写真」と揶揄するなど、侮辱的な内容も見られる。 リネハン氏は別件でも、トランス活動家ソフィア・ブルックス氏への嫌がらせと携帯電話の破損容疑で、4日に裁判を控えている。 この事件は、表現の自由とヘイトスピーチの境界線を改めて問い直す契機となっている。 (BANG Media International/よろず~ニュース)

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