TBS系「19番目のカルテ」に出演している俳優の清水尋也容疑者(26)が4日、薬物事件を巡る2つの容疑で送検された。清水容疑者は20歳の時に語学留学した米国で大麻を初めて使用したと供述したが、のちの運命をガラリと変えることになる留学の詳細が明らかになってきた。 清水容疑者は警視庁薬物銃器対策課に対し、2019年に留学した米国でのホームパーティーで大麻を初めて使用したと供述した。帰国後も断続的に吸引。今年は1か月あたり数回ほど使用していたといい、常習性がうかがえる。本人は「高揚感、リラックス感を味わいたかった」と供述している。 東京・杉並区の自宅で20代の女と同居していた。2人は7月に大麻を含む植物片を所持した疑いで逮捕され、今月3日に押収した大麻を含む植物片を所持した疑いで再逮捕された。いずれも麻薬取締法違反の疑い。2人はそれぞれ容疑を認めており、ともに4日、2つの容疑で送検された。 清水容疑者はネットフリックスの米国ヤクザ映画「アウトサイダー」(18年)で、共演した俳優の浅野忠信の助言もあって米国に留学し、英語を学んだという。本人に近い関係者の話。 「米国を選んだのは、清水さんがNBAを見たいとの思いもありました。小学生の時にバスケットボールチームでバスケを開始。当時から身長が高く、ポジションはセンターでした。中学生以降、俳優業が少しずつ本格化し、バスケの練習にはほとんど参加できなくなったけど、バスケ好きは変わらなかった。だから、留学先として米国を選び、実際に現地で本場のNBAの試合を観戦でき、喜んでいました」 留学費用は自腹だった。 「10代後半のころ、都内の飲食店で一時、アルバイトをしていました。俳優業は順調で、映画を中心にオファーは引きも切らず、収入が少しずつ安定したのでアルバイトは割と早く辞めた。留学では、実家や当時の所属事務所からのカンパに頼らず、貯金をつぎ込みました」(前出関係者) NHK連続テレビ小説「おかえりモネ」(21年)で気象予報士役を好演し、知名度を上げた。 「そのころから本人が周囲に『役者として稼げるようになりました!』と照れくさそうに言うようになったんです」(同) 今後の俳優業の幅を広げるために決断した留学が、後に俳優業に致命的なダメージを及ぼすとは…。