「ゼロからのスタート」 日大アメフト「有志の会」が初の公式戦

薬物問題で廃部となった日本大アメリカンフットボール部の後継組織が7日、関東学生連盟に加盟後初の公式戦に臨んだ。2部リーグBブロックで専大に37―3で快勝した。 試合は前半から日大が攻守に優勢だった。試合後、日大OBで指導責任者を務める須永恭通氏が取材に応じ「これまで連盟、関係者の皆様には多大なるご迷惑をおかけし、大変申し訳ありませんでした」と謝罪。薬物問題について「重くとらえている。定期的な講習会など啓蒙(けいもう)活動を続けていく」とした上で、今後については「ゼロからのスタートと思っている。新しい文化、歴史を作っていきたい」と話した。 学生王者を決める毎日甲子園ボウル優勝21回の日大は、違法薬物事件で複数部員が逮捕されたことなどを受け、2023年12月に廃部を決定した。薬物検査や誓約書への署名などの条件を満たした元部員や新入生らが、24年度から後継組織「アメリカンフットボール有志の会」として活動。関東トップクラスの競技力を有するため、対戦相手の安全面や公平性の観点から、2部リーグに所属が決まった。【牧野大輔】

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