不正に入手した口座から現金100万円を引き出して盗んだとして、特殊詐欺事件の出し子グループの統括役とみられる暴力団組長が逮捕されました。 警察によりますと、六代目山口組系三次団体組長の上杉慎司こと布施慎司容疑者は仲間と共謀し、去年1月、不正に入手した法人名義のキャッシュカードを使って、ATMから現金100万円を引き出して盗んだ疑いが持たれています。 引き出されたカネは特殊詐欺事件の被害金とみられ、布施容疑者は出し子グループの統括役として、配下の組員などに引き出すよう指示していたとみられています。 今回の口座には、ほかにも犯罪収益とみられる入金が複数あったということで、警察は布施容疑者がほかの特殊詐欺事件などにも関与した可能性があるとみて調べています。