「いびきがうるさいから殺そうと…」”叔父毒殺計画”を実行した18歳少年の「驚きの動機と余罪」

甥っ子が叔父を毒殺しようとしたことも驚きだが、逮捕後に明らかになった犯行動機と余罪は衝撃だった――。 9月1日、毒素を持つ植物をみそ汁に入れて同居する伯父(52)を殺害しようとしたとして、千葉県市原市に住む高校3年の少年(18)が殺人未遂容疑で千葉県警市原署に逮捕された。 「少年は7月17日午後0時15分頃、昼食をとっていた伯父に『ハイ、どうぞ』と自らお椀によそった味噌汁を渡し、そのまま部屋に戻った。伯父は味噌汁を口にした後に舌がピリピリし始めたため、すぐに台所のシンクに吐き出しました。味噌汁にはキョウチクトウという毒素を含んだ植物の葉が入れられていた。キョウチクトウは公園などに植えられている常緑樹で、花や枝、葉、根に毒性がある。口に含むと吐き気や下痢、めまいなどの症状が出る。少年は伯父を殺害すべく、事前にキョウチクトウを入手していました」(全国紙社会部記者) なぜ少年は“叔父殺し”を企てたのか。 「二人の間にトラブルがあった形跡はない。まさか甥っ子が味噌汁に毒を仕込むとは思いもよらなかったでしょう。だから、味噌汁を飲んだ後も少年を疑うことはなく、追及もしなかった。逮捕後の警察の調べに、少年はこう動機を明かしています。『いびきがうるさいことに耐えられず殺そうと思った』と……」(捜査関係者) いびきがうるさいだけで殺されるとは伯父も想像できなかっただろう。毒入り味噌汁を飲ませた約6時間後、自宅を出た少年は隣町のJR千葉駅でまたしても不可解な事件を起こす。 「同日午後6時15分ごろ、駅構内の女子トイレで面識のない40代と50代の女性の肩付近を金づちで複数回にわたって殴打し、駆け付けた千葉中央署の署員に暴行の容疑で現行犯逮捕されました。この事件については、『誰でもいいから、自分よりも弱い女性を狙って傷つけてやろうと思った』と供述しています」(前出・全国紙社会部記者) 少年が逮捕された後、警察から連絡を受けた母親と叔父が署まで駆け付け、そこで少年の叔父殺害計画が発覚する 「署員が母親と叔父に話を聞いている間、叔父はずっと具合が悪そうにしており、翌朝になっても体調が回復しなかったため緊急搬送されました。毒入り味噌汁をすぐに吐き出していたため命に別状はなかったのですが、シンクの三角コーナーに残っていた味噌汁から致死量に達する毒素が検出されました。二つの事件の関連性はまだわかっていません」(前出の捜査関係者) 少年は送致された家庭裁判所で殺害計画を認めた。命に別状がなかったのは不幸中の幸いだったが、少年の更生を待つ家族の胸中は複雑だろうーー。

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