知的障害の女性にわいせつ行為 容疑で元施設職員を逮捕 埼玉県警

知的障害がある女性にわいせつな行為をしたとして、埼玉県警捜査1課は25日、越谷市の障害者施設の元職員、安部絢也容疑者(47)=さいたま市見沼区南中野=を不同意わいせつ容疑で逮捕した。 逮捕容疑は2024年9月30日、春日部市内などに駐車していた車内で、20代女性の体を触るなどわいせつな行為をしたなどとしている。県警は性的行為に対する合意や抵抗の意思表示が難しい女性に対し、わいせつな行為に及んだとみている。「体を触るなどしたことは間違いありませんが、合意があることを聞きました」と否認しているという。 県警によると、事件当時、安部容疑者は被害に遭った女性の母親が入居する障害者施設で勤務しており、母親の生活支援を担当していた。別の施設に入所していた女性と母親の3人で車で買い物に行き、車内で女性と2人きりになった際に行為に及んだとみられる。昨年11月に越谷市障害者等基幹相談センターから春日部署に通報があり発覚した。 安部容疑者は事件後に越谷市の施設を退職し、朝霞市内の障害者施設へ転職。逮捕時はさらに県内の別の障害者施設で勤務していた。県警は詳しい経緯を調べている。【田原拓郎、板鼻歳也】

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