26日朝、酒を飲んだ状態で車を運転し、警察署に出頭したとして29歳の男が逮捕されました。男は前日の夜に交通事故を起こして逃げたと説明していて「自己嫌悪になって飲んだ」と話しているということです。 警察によりますと、26日午前7時ごろ、福岡県柳川市の柳川警察署に男が訪れ「きのう、交通事故を起こして逃げていたので、そのことを正直に話そうと思い警察署に来ました」と話しました。 男から酒の臭いがしたため呼気を調べたところ、基準値の5倍のアルコールが検出されました。 警察署の署員が、男が車を運転して来署したのを目撃していて、防犯カメラの捜査から、近くの道路で運転していた疑いが強まったとして酒気帯び運転の疑いで現行犯逮捕しました。 逮捕されたのは、自称、柳川市のアルバイト、椛島元気容疑者(29)です。 警察の調べに対し容疑を認めていて「事故を起こし、自己嫌悪になって飲んだ」と話し、午前0時から午前1時半ごろまで、家で500ミリリットルの缶チューハイ4本を飲んだと説明しているということです。 前日の午後9時半ごろに、柳川市三橋町下百町の交差点で右折車と直進車が衝突する事故があり、直進車は逃走していました。椛島容疑者は逃げた車について「自分が運転した」と話しているということです。 右折の軽乗用車を運転していた60代の女性は胸の痛みを訴え、病院に搬送されています。女性は、右折するため止まっていたところ、対向車が中央線に寄った状態で直進してきたと話しているということです。 警察はひき逃げの疑いも視野に調べています。