2025年7月に投票が行われた参院選を巡り、鹿児島市に本店を置くパチンコ店・モリナガの社長らが公職選挙法違反の疑いで逮捕された事件を巡り、鹿児島区検は書類送検されていたモリナガの店長ら幹部社員10人を26日付けで略式起訴したと明らかにしました。 公職選挙法違反の罪で略式起訴されたのは、鹿児島市に本店を置くパチンコ店・モリナガの店長ら幹部社員10人です。 鹿児島地検によりますと幹部社員10人は、2025年7月20日に投票が行われた参院選で、すでに逮捕されているモリナガの社長、李昌範容疑者らと共謀し、モリナガ各店舗の店員とアルバイト107人に対し、自民党の比例代表で立候補した阿部恭久氏に投票すれば、4000円または3000円を渡すと約束したとされています。 10人はいずれも罪を認めているということです。 また、買収を承諾した店員やアルバイト107人についても、公職選挙法違反の疑いで26日までに書類送検され、うち105人は不起訴処分、特定少年に当たる2人が9月22日付けで家裁送致となっています。