「大川原化工機」をめぐる冤罪事件で、不起訴処分となった警視庁の当時の捜査員2人について、検察審査会が「不起訴不当」の議決をしたことがわかりました。 大川原化工機をめぐっては2020年、不正輸出の疑いで社長ら3人が逮捕・起訴されましたが、その後起訴が取り下げられ、民事訴訟では捜査の違法性を認めた判決が確定しています。 警視庁公安部の捜査員2人は、立件に不利な実験データを削り、嘘の報告書を作成した疑いで書類送検されましたが、東京地検が不起訴としていました。 2人について検察審査会は9月17日付けで「不起訴不当」と議決しており、今後、東京地検が再捜査をすることになります。