青森県教委が小学校教頭ら3人を『懲戒免職』に 酒気帯び運転や生徒へのわいせつ行為「県民の不信を招く」

青森県教育委員会は29日、酒気帯び運転で検挙された小学校教頭など教職員3人を懲戒免職処分にしたと発表しました。 このうち五所川原市の金木小学校の鈴木信也教頭(53)はことし7月19日午前4時48分ごろつがる市内の県道154号で酒気を帯びた状態で車を運転し、飲酒運転の取り締まりをしていた警察官に検挙されました。 前日に2軒の飲食店でビールなどを飲んだあと、運転代行業者に連絡したところ「時間がかかる」と言われたため、有料駐車場内に停めた車の中で寝ておよそ6時間後に運転したということです。 県立学校職員の19歳の女性は、ことし7月15日午前6時ごろ、青森市内の市道で酒気を帯びた状態で車を運転し、飲酒運転の取り締まりをしていた警察官に検挙されました。 前日の午後11時半ごろから翌朝の午前4時ごろまで1軒の飲食店でチューハイなどを飲み、午前6時ごろに退店して有料駐車場に停めていた車を運転したということです。 また、勤務していた学校の生徒だった女子中学生にわいせつな行為をしたとして逮捕・起訴された26歳の中学校教諭の男も懲戒免職処分となりました。 風張知子教育長は 「18歳未満の者に対するわいせつ行為を行った中学校教諭、並びに、酒気帯び運転をした教職員2名に対し、本日付けで免職の懲戒処分を行いました。 教職員の服務規律の確保については、これまでも再三にわたり指導の徹底を図ってきたところですが、このような事案が発生したことは、教職員全体に対する社会の信用を著しく損ね、ひいては教育に対する県民の不信を招くものであり、深くおわび申し上げます。 このような事案が発生したことを重く受け止め、県教育委員会では、本日付けで、県立学校及び市町村教育委員会に対し、教職員の服務規律の確保の徹底について改めて通知したところです。 県教育委員会といたしましては、今後も、関係機関と連携し、教職員の服務規律の厳正な確保に取り組み、学校と一丸となって、信頼される学校づくりに努めるとともに、教職員一人一人が自覚をもって服務規律の確保に努めるよう、引き続きあらゆる機会を通して指導の徹底を図ってまいります。」とコメントしています。

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