9月28日放送の『アッコにおまかせ!』(TBS系)に、アインシュタイン稲田直樹がゲスト出演。稲田はSNSの乗っ取り被害に苦しんできたが、彼への同局アナウンサーのある発言が波紋を呼んでいる。 「この日の番組では、稲田さんが巻き込まれた一連の騒動を特集しました。事件の発端は2024年7月、暴露系YouTuber・コレコレが、『稲田さんのアカウントから性的画像を要求するDMが届いた』という女性の証言を紹介したことでした。翌日から疑惑の人となった稲田さんでしたが、当初から一貫して否定を続け、9月5日には不正アクセス禁止法違反で32歳の久保智成被告が逮捕。“真犯人”が分かり、稲田さんの潔白は完全に証明されました」(芸能ジャーナリスト、以下同) そこで番組オープニングから稲田を迎えてトーク。和田アキ子は「なんで稲ちゃん(が乗っ取りの標的に)?」と素朴な疑問を投げかけると、彼も「それはうちのオカンも言ってました」と苦笑い。岡田紗佳も「やってないんですよね?」と軽くイジりながら和やかに進行していたが突然、山形純菜アナの致命的なミスが起きた。 「山形アナは改めてこれまでの事件の経緯を説明する中で、『乗っ取った手口を見ていきますと、稲田被告が、名前や生年月日などから……』と、あろうことか稲田を“被告”と呼んでしまったのです。稲田さんは即座に割って入り、『そこは間違えないで。そこは絶対に間違えないで』と真顔で訂正を求め、『あなた、まだ疑っています。今ので分かりました、この人はまだ疑ってます』と追撃。 山形アナはしゃがみ込んで手を床に突き、『失礼しました』と土下座でもする勢いで謝罪したのです。座り込んだ彼女の腕を和田さんが引き上げ、立ち上がらせる一幕もありました。それでも山形アナは自身の失態に『一番やっちゃいけない。本当にすみません』と深々と頭を下げ、謝罪。スタジオは笑いに包まれたものの、稲田さんは真顔で怒りをおさえているようにも見えました」 約1年にわたって不当な疑いをかけられ続けた稲田を「被告」呼ばわり。X上では《アッコにおまかせで久しぶりに笑った》といった声もあったが、厳しい声も見られた。 《アナウンサーに失望した》 《笑えない失言》 《稲田被告はひどい》 《放送事故やん》 晴れて無実となった本人を目の前にしての失言を看過できない人も多いようだ。同番組では、今回の件に留まらず言い間違いが頻発しているという。芸能プロ関係者が語る。 「9月21日放送では、和田が準レギュラーのなえなのさんを、『あのちゃんとか、こういうのすぐ分かるでしょ?』と、同じくタレントの“あの”さんと呼び間違いをしてしまいました。じつは和田さんは今年6月にも同じ間違いを犯して物議を醸していました。ただ、これは単なる記憶違いで笑いにはなりましたが、今回の失言は、かなり重大なものです。不正アクセスの被害者である稲田さんを、加害者側の“被告”と呼んでしまったことは、本人を再び傷つけたことでしょう。山形アナの深々とした謝罪と稲田の真顔での抗議が、この失言の重さを物語っていました」 まだバラエティ番組だったからよかったものの、これが報道番組やニュース番組であれば、事態はさらに大きくなったことだろう。