広島県福山市の自宅で母親の遺体をおよそ5日間放置したとして、広島県警は30日、死体遺棄の疑いで、姉弟を逮捕しました。 死体遺棄の疑いで逮捕されたのは、福山市伊勢丘に住む無職で姉の重松美和子容疑者(55)と、会社員で弟の重松宏樹容疑者(53)です。 警察によりますと、2人は7月17日頃からおよそ5日間にわたって、母親の智枝さん(当時83歳)の遺体を自宅で放置した疑いがもたれています。 警察の調べに、2人は容疑を認めているということです。 2人は智枝さんと3人で暮らしていて、7月21日に、美和子容疑者が「母がきのう倒れた」と通報。しかし司法解剖などから死亡推定時刻と通報内容の矛盾が判明したということです。 智枝さんは脱衣場に横たわった状態で発見され、現場の状況などから、その場所で亡くなったとみられています。死因は急性心不全と推定されていて、目立った外傷はないということです。 警察が詳しい事件のいきさつについて調べています。