2024年、千葉県白井市や市川市で起きたいわゆる「闇バイト強盗」の実行役として、強盗致傷などの罪に問われている男の裁判員裁判が、10月2日に千葉地裁で開かれ、男は起訴内容を認めました。 高梨謙吾被告は2024年10月、他の男らと共謀して白井市と市川市の住宅に押し入り、住人らを殴って現金などを奪い、市川市の事件では50代女性を連れ去り、監禁したとして強盗致傷や逮捕監禁などの罪に問われています。 10月2日の初公判で、高梨被告は起訴内容を認めました。 冒頭陳述で検察側は、高梨被告は金欲しさからSNSで闇バイトに応募し、通信アプリ「シグナル」で指示役から、集合場所や犯行内容の指示を受けていたと指摘しました。 一方、弁護側は、公訴事実は争わないとしたうえで「当時、700万円を超える借金や子どもの養育費の支払いがあった」などと、闇バイトに応募した経緯を説明し、量刑を争う姿勢を見せました。 次回の裁判は10月3日、被告人質問などが行われます。