スリングショットで80m先の店舗窓を…無職の男逮捕 2年前から被害、男は否認「カラス撃ちに使った」

非常に危険な行為です。スリングショットと呼ばれるゴム銃から鉄球を発射し、80メートル離れたバイク販売店の窓を壊した疑いで無職の男が逮捕されました。店では2年前から被害を受けていたと話しています。 オートランド札幌 三坂哲哉取締役総務部長) 「そこが1カ所とここもですね。あとこれもそうですね」。 強化ガラスにくっきりと残された3センチほどの傷。 大原麻潤記者) 「被害を受けた店舗の目の前には道路があり車通りが多くなっています。男は向かいにあるマンションの高層階から鉄球を撃ち込んだということです」。 建造物損壊の疑いで逮捕された、札幌市厚別区の無職、真田昇幸容疑者(33)。先月30日、自宅マンションの高層階の非常階段からスリングショットと呼ばれるゴム銃を使って直径およそ6ミリの鉄球を発射し、およそ80メートル先にあるバイク販売店のショーウィンドーに傷をつけた疑いが持たれています。 店ではおととし8月ごろから同様の被害が相次いでいて、これまでに大小合わせて11枚のガラスを張り替えたといいます。最も大きな強化ガラスは1枚およそ150万円。店が警察に相談し、防犯カメラなどの捜査から真田容疑者の特定に至ったということです。 オートランド札幌 三坂哲哉取締役総務部長) 「一般の歩行者の方がここ通られますので非常に危険な状態だというふうに思ってまして、謝罪とかその程度ではなくて社会的な制裁をきちんと加えて2度とこういう事が起きないようにしていただきたい」。 日本ではゴムパチンコとして知られるスリングショット。狩猟のほかスポーツ競技用としても使用され、誰でも購入することができます。日本スリングショット協会によりますと、一般的なものの飛距離は20メートルから30メートルほど。今回の飛距離が通常の倍以上であることについて、改造したのではないかと指摘します。 日本スリングショット協会 室賀博之理事長) 「写真を見たところ、非常にゴムが幅広でしかも分厚かった。だからすごく威力を上げてやったのではないかなと思いますね。撃っている方面には絶対人は出てはいけない、いる時は撃ってはいけないルールでやっている。それだけ間違ったら危ないことになりえますから。非常にけしからん事態ですよね」。 真田容疑者は調べに対し「覚えていない」と容疑を否認していて、スリングショットは「カラスを撃つのに使っている」と話しているということです。 警察は複数の余罪があるとみて捜査しています。

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