「裏付け捜査を省き業務を軽減」と検察が指摘… 捜査書類”偽造”事件の初公判で元警察官が起訴内容認める

2025年5月、捜査書類に虚偽の内容を記載した罪に問われている警察官だった男の初公判が3日開かれ、男は起訴内容を認めました。 虚偽有印公文書作成の罪に問われているのは、静岡県警の元・警部補で現在は無職の男(57)です。 起訴状などによりますと被告は、浜松中央警察署の交通第一課に所属していた2025年5月、浜松市内の国道で単独事故を起こした車の運転手が現行犯逮捕された際、嘘の内容を記した捜査書類を作成した罪に問われています。 静岡地裁で開かれた3日の初公判で被告は「間違いありません」と起訴内容を認めました。 被告は2025年6月に依願退職しています。 続く冒頭陳述で、検察側は被告は当時、裏付け捜査などの手間を省き自らの業務負担を軽くしようとしたなどと指摘。 一方、弁護側は起訴内容の事実に争いはないとしています。 次の裁判は10月27日に開かれる予定です。

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