10代少女2人が車にはねられて死亡、10代少年を殺人容疑で逮捕 米

(CNN) 米ニュージャージー州クランフォードで、10代の親友2人が電動自転車で出かけたが、帰宅することはなかった。地元当局によると、2人は9月29日に車にはねられて死亡した。17歳の少年が逮捕され、ユニオン郡検察当局は少年を第1級殺人の罪で訴追したと発表した。 被害者の氏名は当局から公表されていないが、地元メディアによると、家族は死亡した2人をマリア・ニオティスさん(17)とイザベラ・ローズ・サラスさん(17)と確認した。 CNN提携局WABCによると、9月30日の夜には数百人が2人をしのぶために集まり、ろうそくをともして風船やぬいぐるみ、2人の写真を手向けた。 参列者の中にはマリアさんの母親、フォウリ・ニオティスさんの姿もあった。 フォウリさんは「彼女は私の娘であるだけでなく、親友だった」「部屋に入ってありのままでいてくれるだけで周囲を明るくしてくれるような子だった」と述べた。 今回の事件は地域社会に衝撃を与えている。追悼集会に参加したブランディ・シュミットさんはWABCに「誰もまともに眠れなかったと思う。自分の子どもにも起こり得ることだから」と話し、「だからこそ彼らの立場になって考え、声を上げて支援したいと思う」と続けた。 イザベラさんの通夜は4日に営まれた。追悼記事によれば、歌と演技が好きで、地元のフードパントリーでボランティアをしていたという。葬儀は6日に予定されている。 3日はマリアさんのためのミサが営まれた。マリアさんは地元のカフェで働きながら美容師を志していた。母親のフォウリさんはお別れの会で、マリアさんが人々の内面の美しさに気づくよう手助けすることに情熱を注いでいたと語った。 フォウリさんは「人々が忘れてしまっているかもしれない、自分自身の美しさに気づく手助けをすることが彼女の使命だった。彼女は深く愛し、惜しみなく与え、大胆な夢を抱いていた」と語った。CNN提携局ニュース12ニュージャージーが報じた。 両家を支援するために立ち上げられたクラウドファンディングには、すでに15万ドル(約2200万円)以上が集まっている。

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