島根県出雲市で6日、停まっていた車を蹴り、乗っていた男性と口論になって相手の顔を引っかいた男が現行犯逮捕されました。 暴行の容疑で逮捕されたのは、出雲市塩冶町に住む無職の男(68)です。 男は6日午前2時57分頃、島根県警出雲警察署の出雲市駅前交番の出入口前で、市内に住む男性会社員(30代)の顔を引っかく暴行を加えた疑いが持たれています。 警察によりますと、男はこの直前にJR出雲市駅周辺のコンビニ駐車場に停まっていた車に近付き、いきなり叩いたり蹴ったりして、車に乗っていた市内の男性会社員(30代)と口論になりました。 2人は近くの島根県警出雲警察署の出雲市駅前交番に歩いて向かいましたが警察官はパトロール中で不在でした。 このため男性会社員が交番に備え付けられた出雲署とつながる電話で事情を説明していたところ、男が男性の顔を手で引っかいたということです。 通報で駆け付けた警察官に男性会社員が「この人に引っかかれました」と訴え、交番の防犯カメラにも犯行がうつっていたことから、午前3時43分に男を暴行の容疑で現行犯逮捕しました。 男は当時酒に酔っていて、調べに対し「人を引っかいたり暴行はしていない」と容疑を否認しているということです。 警察によると男性会社員の顔には擦り傷があるものの、医師の診断前で負傷程度は不明です。 また男性会社員の車は一部がへこんでいるということです。 器物損壊の疑いも含め、犯行の動機や経緯を警察が調べています。