ジャパンラグビーリーグワン2部のNECグリーンロケッツ東葛は6日、所属するフェツアニ・ラウタイミ(32)が5日に道路交通法違反(無免許・酒気帯び運転)の疑いで逮捕されたことを受け「所属選手が重大な法令違反により逮捕されたことは大変遺憾であり」とした上で「10月6日付で同選手との契約を解除しました」と発表した。 「NECグリーンロケッツ東葛として戦う最後のシーズンを迎える中、チームを応援・ご支援いただいているすべての皆さまの期待を裏切る事態となりましたことを深くお詫び申し上げます。チームとして今回の事態を重く受け止め、コンプライアンス厳守の意識を改めて徹底し、信頼回復に真摯に努めてまいります」とも謝罪した。 FW第3列で185センチ、121キロを誇るラウタイミは、我孫子市内で酒を飲んで無免許運転したとして、千葉県警我孫子署に逮捕された。逮捕容疑は5日午前2時20分ごろ、自家用車を酒気帯び状態で無免許運転した疑い。署によると、運転席で寝ている容疑者を発見した署員が声をかけると、車を発進させ数十メートル運転後に停止。呼気検査で基準値超のアルコールが検出された。 トンガ出身で、前所属のトヨタヴェルブリッツを経て、今年8月に加入した。日本代表として少なくとも3試合に出場経験がある。 リーグワンも「参加チームの所属選手が道路交通法違反(無免許運転および酒気帯び運転)の疑いで逮捕されたことは大変遺憾であり、ジャパンラグビーリーグワンとしても厳粛に受け止めております。ジャパンラグビーリーグワンは、今後、懲罰規程に基づき、規律委員会において本事案に関する調査および審議を行います。規律委員会における審議結果については改めてご報告いたします」とのプレスリリースを出した。