性的人身売買などで逮捕され、売春に関与した罪で有罪となり、禁錮4年2か月の判決が言い渡された元大物音楽プロデューサーのショーン・コムズ。ドナルド・トランプ大統領に、恩赦を求めていたことが分かった。大統領自らが記者に明かした。 Varietyによると、ホワイトハウスで行われた記者会見で、未成年者への性的虐待罪で有罪判決を受けたジェフリー・エプスタインの共犯者、ギレーヌ・マクスウェルが恩赦の対象となる理由を質問された大統領が、「分かりません。(司法省と)話をする必要があります。恩赦を求める人は大勢います。私はパフ・ダディ(コムズの別称)と呼んでいますが、彼からも恩赦を求められました」と語ったそうだ。 「フリークオフ」と呼ばれるドラッグ漬けのセックスパーティーを主催し、 性的人身売買と恐喝、性的暴行と暴力の容疑で逮捕、起訴されたコムズは、7月に売春に関与した罪2件で有罪判決が下り、先日、懲役50ヵ月と罰金50万ドル、保護観察5年間の判決が言い渡された。 トランプ大統領は以前から、コムズに対する恩赦についてコメントしており、有罪判決が出た後の8月には、Newsmaxに対し、「彼は本質的に、半分無罪だったと思います」とコメント。「彼とは非常に親しく、仲良くしていました。良い男のように見えましたが、よくは知りません。だけど、私が出馬すると、彼は非常に敵対してきました。辛いことです。私たちも人間ですから、判断を曇らされるのはイヤです。だけど、いざ出馬したら、以前は問題などなかった知り合いから、酷い発言をされたら…正直なところ、彼のために行動を起こすのは難しい」と語っていた。