アメリカ・ロサンゼルスで今年1月に起きた大規模な山火事で、捜査当局は8日、放火の疑いで29歳の男を逮捕したと発表しました。 ロサンゼルスのパシフィックパリセーズで今年1月に発生した山火事では12人が死亡したほか、6800棟以上の建物が焼けました。 山田元気記者(NNNロサンゼルス) 「火災から9か月以上がたちますが、今も一帯にはさら地が広がっています。焼け跡のコンクリートだけが残されています」 当初、打ち上げ花火が原因との報道もありましたが、出火原因はわかっていませんでした。 捜査当局は8日、悪意を持って火を放ったとして、ジョナサン・リンダーネクト容疑者(29)を逮捕したと発表しました。 住民 「人為的な原因と予想していたが、花火の不始末と思っていた。 放火とは考えもしなかった。明らかになった事実に非常に困惑している」 捜査当局によりますと、容疑者は事件前にチャットGPTの生成AIを使って街が燃える様子などを描いていたほか、犯行後には自ら消防に通報し、消火活動を撮影していたということです。