江戸川スプレー強盗事件 新たに28歳男を逮捕 勧誘や指示出しか 逮捕は6人目

東京都江戸川区の路上で9月、催涙スプレーで襲われた男性が多額の現金を奪われそうになった事件で、実行役を勧誘したり、指示を出したりしたとして、警視庁捜査1課は20日、強盗傷害の疑いで、住居・職業不詳の東口夢弥容疑者(28)を逮捕した。「事件のことは知らない。無関係です」などと容疑を否認している。この事件での逮捕は6人目。 捜査1課によると、東口容疑者が勧誘した実行役の1人は地元の仲間で、事件の3日ほど前には、大阪府内で実行役らと会い、ターゲットの被害男性や襲撃場所について教えるなど指示を出していたとみられる。現場での指示役らとも面識があったという。実行役らの供述から東口容疑者の関与が浮上した。 逮捕容疑は、9月19日午前10時20分ごろ、共謀し、江戸川区西瑞江の路上で、人材派遣会社社長の30代男性に催涙スプレーをかけて目にけがをさせ、男性が持っていた現金5300万円を奪おうとしたとしている。男性が抵抗したため、何も奪わず逃走していた。 警視庁は17日、現金の回収役だったとされる南智貴容疑者(22)=強盗傷害容疑で逮捕=の関係先として東京都新宿区の暴力団事務所を家宅捜索していた。捜査1課は、「匿名・流動型犯罪グループ(トクリュウ)」による犯行とみて、全容解明を進めている。

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