情報機関前トップの逮捕状請求 内乱事件関与の疑い=韓国特別検察官

【ソウル聯合ニュース】韓国の尹錫悦(ユン・ソクヨル)前大統領による「非常戒厳」宣言を巡る内乱事件を捜査する特別検察官チームは7日、情報機関・国家情報院(国情院)の趙太庸(チョ・テヨン)前院長について職務放棄や国情院法違反、偽証などの容疑で逮捕状を請求したと発表した。 趙氏は非常戒厳宣言の計画を事前に知っていたにもかかわらず国会に報告せず、職務を放棄した疑いが持たれている。 また当時部下だった国情院第1次長の動線が映った国情院の防犯カメラの映像を当時与党だった「国民の力」側のみに提供。一方で自身が映った映像を当時の最大野党で現与党の「共に民主党」側に提供しないなど政治への関与を禁じる国情院法に違反した疑いもかけられている。 さらに憲法裁判所と国会に証人として出席した際、尹氏が秘密施設で非常戒厳について言及していないなどと虚偽の証言をした疑いもある。 特別検査官は先月15日と17日、今月4日の3回にわたり趙氏を被疑者として出頭させ、取り調べを行っていた。

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