野球賭博に不正関与 ガーディアンズのクラセ、オルティス両投手が訴追 見返りに金銭受け取る

ガーディアンズの守護神エマニュエル・クラセ(27)と救援右腕ルイス・オルティス(26)が野球賭博に不正に関与したとして、通信詐欺などの疑いで訴追された。9日(日本時間10日)、ESPNが伝えた。オルティスは同日朝に逮捕、クラセは身柄を拘束されていないという。2人は計4つの罪に問われており、全て有罪となれば最大65年の禁錮刑が科される可能性がある。 両投手は賭けが的中するように意図的にボール球を投げるなどし、見返りに金銭を受け取っていたという。一例では、6月15日のマリナーズ戦でオルティスが故意にボール球を投げたことで5000ドル(約75万円)、クラセはその仲介役として同額の報酬が支払われたと伝えている。クラセは23年5月には不正を始め、オルティスは今年6月から関与。賭けの参加者は少なくとも45万ドル(約6750万円)の利益を得た。 MLBは7月に賭博の不正を監視する会社からオルティスに疑わしい投球があったとの警告を受け、調査を開始。はともに「懲戒処分ではない有給の休職」となっていた。MLBはESPNに対し「調査の開始当初から連邦法執行機関に連絡を取り、全面的に協力してきた。我々は起訴状及び本日の逮捕について認識しており、調査は継続中である」と声明を出した。 ドミニカ共和国出身のクラセは昨季まで3年連続でリーグ最多セーブを記録し、最優秀救援投手賞を2度受賞したメジャーを代表する抑え。今季も24セーブを挙げていた。オルティスも将来を嘱望されていた若手の先発右腕で、今季は16試合で4勝9敗、防御率4・36だった。

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