顧客データを転職先に持ち出し疑い 引っ越しサービス会社の4人逮捕

企業向けに引っ越し支援サービスを展開する「リベロ」(東京都港区)の顧客データを不正に持ち出したとして、警視庁生活経済課は12日、同業他社の「ビズリンク」(東京都千代田区)社長、早川健(53)=東京都三鷹市下連雀5=ら4容疑者を不正競争防止法違反(営業秘密領得)などの疑いで逮捕したと発表した。4人中3人は元リベロ社員で、ビズ社は不正取得した情報を営業に活用していたとみられる。 他に逮捕されたのは、元リベロ社員の古吉祐太容疑者(37)ら3人。逮捕容疑は2024年11月12~29日、古吉容疑者が顧客データをスマートフォンで撮影し、画像をビズ社側に送ったなどとしている。4人の認否を明らかにしていない。 生活経済課によると、ビズ社は、早川容疑者がリベロから独立して2016年に創設。古吉容疑者はデータ持ち出し後にビズ社に転職していたという。リベロが退職者のパソコンを調査して気付き、1月に警視庁に相談していた。【菅野蘭】

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