偽の警察・検察が指示、141万円特殊詐欺被害/弘前署発表

弘前署は12日、青森県内の40代女性が警察官をかたる女らに現金計141万円をだまし取られる特殊詐欺被害に遭ったと発表した。 同署によると、11日、女性に「080」から始まる電話番号から着信があり、「県警捜査2課のシナガワ」を名乗る女から「口座が犯罪に利用されている」と告げられた。電話を代わった「警視庁のイトウ」の指示通りLINE(ライン)アカウントを登録すると、ビデオ通話で「詐欺の主犯格があなた名義のキャッシュカードを所持していた。オレオレ詐欺で逮捕状が出ている」と言われた。 身に覚えがない旨を伝えると「検察官のサトウヒロシ」が「潔白を証明するために預貯金を確認する必要がある」と話した。女性はライン通話をつないだまま、県内金融機関のATMから個人名義口座に現金計141万円を振り込んだ。その後、ATMの特殊詐欺被害防止のチラシを見て被害に気付いた。

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