俳優・天海祐希が主演を務めるテレビ朝日系『緊急取調室』第5シーズン(毎週木曜 後9:00)がきょう20日に放送される。第5話では、キントリが政界の女性リーダー&殺人を自供した長男と対峙。捜査に対し、頑として沈黙を貫く母子と、緊迫の耐久戦を展開する。 今シーズンでは、真壁有希子(天海)ら鉄壁の取調べチーム=「緊急事案対応取調班(通称・キントリ)」が久々にして待望の再結成。12月26日公開のシリーズ完結編『劇場版「緊急取調室 THE FINAL」』とも連動するエピソードも交えながら、シリーズ史上最強の被疑者たちに立ち向かっていく。 第5話では、3人の養子を慈しんで育て、国民からも人気を博してきた与党「民自党」初の女性幹事長・矢代樹を高橋ひとみが演じる。その長男で、まだ17歳の矢代卓海(坂元愛登)が自ら警察署に出頭し、私人逮捕系の動画配信者「ケルベロス」を殺害したと自供。 重大法案を決める国会会期中に起きた不測のスキャンダルに、官邸も騒然。「会期中は発表を控え、捜査を行ってほしい」という総理大臣・長内洋次郎(石丸幹二)の要望に疑問を感じながらも、有希子ら「緊急事案対応取調班(通称・キントリ)」は内々で卓海の取調べを開始する。だが、卓海は動機も含め、犯行の詳細については完全黙秘。一方、母親の樹も沈黙を貫くのだった。 樹の夫・矢代雄三(宇梶剛士)や、ほかの養子たちに話を聞くも、事件解決の手がかりとなる情報はまったく得られず、瞬く間に八方塞がりとなってしまうキントリ。そこへ追い打ちをかけるように、さらなる逆風が発生する。どこからか捜査の情報が漏れ、ガセネタとともにネットを席巻。三権分立を無視した警視庁や内閣の姿勢に対し、怒りの声があふれる事態に。 その矢先、何を思ったか…これまで頑として沈黙を守っていた樹が突然、捜査協力を申し出る。2人の子を持つ有希子は、同じく母親である樹と対峙。一方、キントリきっての頭脳派・小石川春夫(小日向文世)は“ある思い”を胸に、“前代未聞のゲーム”を卓海に持ちかける。 ■高橋ひとみ(矢代樹・役)コメント 『緊急取調室』にはずっと出演してみたいと思っていましたので、とてもうれしく、天海(祐希)さんとまたご一緒させていただけるのが楽しみでした。 長い間同じメンバーで続いてきたドラマなので、現場ではみんなが家族・身内のような感じ。撮影の合間にはお互いの家族の話をするなど、笑顔が絶えませんでした。特に印象的だったのは、天海さんの“王子様のようにカッコいい姿”。若いADの子がつまずいた時に、天海さんがサッと腰に手を添えて支えてあげたんです!天海さんは「(宝塚の男役だった)昔のクセが自然と出てしまいました」と笑っていらっしゃいましたが、そのADの子は「一生の思い出にする」と感激していました。 そんな天海さん、そして田中(哲司)さんと事情聴取で対峙するシーンでは、とても緊張しました。でも、天海さんも田中さんも見守ってくださる感じで、緊張を和らげてくれて…。長いセリフを言った後は、ガッツポーズまでしてくれたんです。とても良い緊張感で、撮影ができました。 有希子と樹の子育て・教育に関する応酬、そして子どもたちに翻弄されるキントリチーム。第5話は見終わった後、切なくキュンとさせられるお話です。ぜひご覧ください。 ■坂元愛登(矢代卓海・役)コメント 出演が決まった時は、とても光栄でした。台本を読み、どう演じようか…と胸が高鳴りました。役者の感情を優先し、温かく寄り添ってくれる現場だったおかげで、卓海としてちゃんと生きることができました。そんな中、天海さんとご一緒した取調室のシーンでは段取りの時点で、「意志の固さが一瞬でも、ほんのちょっとでも揺らいでしまったら呑み込まれる」という緊張感と恐怖を感じました。急いで楽屋に戻って、意志の固さの純度を高めることに集中した記憶があります。衝撃でした。 第5話、ぜひ見てください。絶対に後悔させないと思います。