うその犯罪の嫌疑をかけられ、弁護士をかたる何者からから被害弁償の名目で現金約39万円をだまし取られたとして、神戸市須磨区に住む作業員の男性(57)が25日、兵庫県警須磨署に被害を届けた。 署によると、22日午前11時15分ごろ、携帯電話会社の社員を名乗る男から「あなた名義で契約された携帯が詐欺に利用されていた」などと男性に着信があった。その後、大阪府警の警察官をかたる男から「被害金650万円の全額を支払うように」と要求され、さらに弁護士を装う男から「逮捕されないために、取りあえず全財産を振り込んで」と指示を受けたという。 男性は22日午後4時ごろ、神戸市須磨区のコンビニエンスストアにあるATMから現金39万2千円を指定された口座に送金。家族に相談して詐欺を疑ったという。