27日夜、甲賀市の国道1号で自転車に乗っていた高齢の男性が大型トラックにはねられ死亡しました。警察は、大型トラックの運転手を過失運転致傷の疑いでその場で逮捕しました。 また、滋賀県交通対策協議会は県内で交通死亡事故が相次いでいることから28日、「交通死亡事故多発警報」を発令しました。 警察によりますと、27日午後7時ごろ、甲賀市土山町北土山の国道1号で、三重県方面にむかって車道を走っていた自転車が、後ろから来た大型トラックにはねられました。この事故で、甲賀市土山町に住む無職、落合信𠮷さん(78)が病院に運ばれましたが約1時間後に死亡が確認されました。警察は大型トラックを運転していた三重県亀山市に住むトラック運転手の男性(54)を過失運転致傷の疑いで現行犯逮捕しました。 滋賀県内では、11月18日から27日までの10日間で、6件の交通死亡事故が発生していて、県や各種団体などでつくる滋賀県交通対策協議会は28日、今年に入って3回目となる「交通死亡事故多発警報」を発令しました。県や警察によりますと今年1月から11月27日までに県内の交通事故で死亡した人の数は51人で、去年の同じ時期と比べて26人多く、増加率では全国ワーストとなっています。協議会では12月4日までの7日間にわたり、取り締まりや交通安全の啓発活動を強化することにしています。