在留資格など必要な確認をすることなく不法滞在中のベトナム人男性を働かせたとして、愛知県津島市の建物解体業者の男2人が逮捕されました。 出入国管理法違反の疑いで逮捕されたのは、津島市で建物解体業を営むトルコ国籍のカイシュ・ムスタファ容疑者(40)と、ベトナム国籍で津島市のブイ・クアン・チュン容疑者(35)です。 警察によりますと、2人は共謀の上、今年7月から8月にかけて4回にわたり不法滞在中のベトナム人男性を解体作業員として働かせた疑いがもたれています。 調べに対し、カイシュ容疑者は「間違っている」と容疑を否認していて、チュン容疑者は容疑を認めています。 警察によりますと、カイシュ容疑者がアルバイトのチュン容疑者に日雇いの解体作業員を集めるよう依頼し、チュン容疑者がSNSなどで募集した上で1000円から3000円の紹介料を受け取っていたということです。 チュン容疑者は、他にも約20社に対してのべ1000人余りのベトナム人労働者を紹介していたとみて、警察は調べを進めています。