「口座から引き出したのは息子」警察に相談した日の夜殺害か 息子夫婦を再逮捕…自宅には父親の血痕 浜松市

75歳の父親の遺体を遺棄したとして逮捕された息子夫婦が2日、殺人の疑いで再逮捕されました。 浜松市中央区の27歳の無職の男と29歳のフィリピン国籍の妻は7月31日の夕方から夜にかけて、男の父親(当時75)を何らかの方法で殺害した疑いがもたれています。 父親は生前、口座から身に覚えのない引き出しがあると警察に相談していました。殺害されたとみられる日の午後3時ごろ、父親は浜松西警察署に来署。「引き出したのは息子だと確信した」と警察官に伝えていました。ただ、一度家族で話し合うとしてその日は帰宅。その後、殺害されたとみられています。8月上旬に警察から複数回電話をかけたり、自宅を訪ねたりしたものの父親と連絡が取れませんでした。 それからおよそ2週間後、親族から「男性(父親)と連絡が取れない」と通報があり、事件が発覚しています。夫婦を含む男女5人は父親の遺体を遺棄した疑いで逮捕・送検されていて、捜査関係者によりますと、遺体は浜松市浜名区引佐町の山中で見つかったということです。父親の死因は不詳ですが、自宅には父親のものとみられる血痕が残っていて、自宅で殺害された後に山中に運ばれたとみられています。 警察は2人の認否を明らかにしていませんが、親子間のトラブルの末、犯行に及んだとみて殺害方法を調べています。

シェアする

  • このエントリーをはてなブックマークに追加

フォローする