「かけ子」車で転々、捜査逃れ 86歳から現金詐取の疑いで3人逮捕

乗用車で移動しながら特殊詐欺の電話をかけたとして、埼玉県警組織犯罪対策3課は4日、横浜市旭区の自称廃品回収業、村上賢宏容疑者(36)と、住所不定、無職の村田竜太郎容疑者(36)ら3人を詐欺容疑で逮捕した。3人は電話をかける「かけ子」のグループで、捜査を逃れるために車で移動していたとみられる。 逮捕容疑は、共謀して10月20~21日、神奈川県小田原市の女性(当時86歳)に長男などを名乗って電話し、現金100万円を受け取ったとしている。3人とも容疑を否認しているという。 県警によると、村上容疑者らは車に分乗して、横浜市内の大型量販店の駐車場や立体駐車場などを転々としながら、1日あたり数百件の電話をかけていたとみられる。県警はグループが使用していた乗用車数台と携帯電話などを押収した。 埼玉県内で発生した特殊詐欺事件で逮捕された、現金を受け取る「受け子」の携帯電話の解析などから容疑者らが浮上した。【田原拓郎】

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