静岡県警本部長「県民に深くおわび」今年の職員逮捕6人、過去10年で最多 静岡県議会答弁

久田誠静岡県警本部長は4日の県議会12月定例会で、今年の県警職員の逮捕者が6人と過去10年で最多になったことについて「不祥事防止に組織一丸となって取り組む中、逮捕事案が相次ぎ、県民の皆さまに深くおわびする」と謝罪した。最大会派自民改革会議の代表質問に答えた。 久田本部長は現状を「危機的状況」と表現。静岡県を含む全国的な警察の傾向として不祥事の原因に性依存、アルコール依存など依存症が関わるケースもあるとし、公認心理師による依存症がテーマの講演会を開催するなど多角的な対策に取り組んでいると説明した。「真に実効性のある不祥事対策を着実に進める」と強調した。 県警の不祥事を巡っては静岡南署前刑事1課長の警部が交番女性トイレで盗撮したとして性的姿態撮影処罰法違反(撮影)などの疑いで9月に逮捕され、過去10年で最多だった2023年の5人に並んだ。組織を挙げて綱紀粛正を図る中、11月21日、JR藤枝駅エスカレーターで女性のスカートの中を盗撮したとして同容疑で本部交通規制課の巡査部長が現行犯逮捕された。

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