俳優の清水尋也被告に拘禁刑1年を求刑 初公判で起訴事実を認め「一般の仕事を探して働くつもりです」

大麻を所持したとして麻薬取締法違反の罪に問われた俳優、清水尋也被告(26)の初公判が8日、東京地裁で開かれた。黒のスーツ姿で出廷した同被告は起訴内容を認め、検察側は拘禁刑1年を求刑。弁護側は執行猶予付き判決を求めて結審した。 起訴内容は9月3日、東京・杉並区の自宅で大麻0・392グラムを所持したとされる。米国に留学していた20歳ごろ、招待されたホームパーティーで初めて使用したという。 9月の逮捕時はTBS系「19番目のカルテ」に出演。NHK連続テレビ小説「ばけばけ」の出演予定も取りやめになるなどの影響については「逮捕されることは知っていたが、当事者意識がなかった」と説明した。ブレーク俳優の立場で使用し、「大切な時期でプレッシャーもあった。ストレスの緩和と寝つきが良くなる効果を感じていた」などと証言した。 法廷では依存症ではないとの診断結果を報告。今後の俳優業については「役者はひとりの力で成立しないので、僕が判断することではない。具体的に決めていないが、一般の仕事を探して働くつもりです」と説明した。 情状証人として兄で俳優、清水尚弥(30)が出廷。現在は同被告を監督するため同居している。母子家庭で育ててくれた母親と死別しており、「(被告は)亡くなった母親に顔向けできないと、涙を流して反省していた」などと証言。同被告は「母親から授かった人生を、後悔のないように生きていきたい」と更生を約束した。

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