「しばきたいくらい、腹立っとるけんね」。愛媛県今治市の学校で男性教師を怒鳴るなどしたうえ、暴行を加えて全治3週間のケガをさせた疑いで、会社員の男が8日に逮捕されました。男は以前から学校の行事などに不満を持ち、男性教師が対応していたとしています。 傷害や県迷惑防止条例の違反で逮捕されたのは、今治市北鳥生町に住む会社員の男(39)です。 警察の調べによりますと、男は今治市内の学校で今年9月25日午後7時頃、男性教師に「しばきたいくらい、腹立っとるけんね。俺」などと怒鳴ったほか、11月1日午前8時半頃から9時頃までの間、「ええ加減にせえよ。手出るぞ」などと怒鳴って乱暴な言葉を反復。この男性教師を突き飛ばして壁に押しつけ、脇腹を両肘で殴るなどし全治3週間のケガをさせた疑いがもたれています。 男はこれまでに学校の行事や活動に不満を持ち、この男性教師が対応していたとしています。 警察は男性教師から9月に怒鳴られたことから相談を受け、男に警告するなど複数回対応。11月に暴行などの被害届を受けました。 男は取り調べに、乱暴な言動は認めたものの「2回をもって反復とは思ってない」と容疑を一部否認。また傷害の容疑は「暴行を加えてない」と否認しています。 警察は当時の詳しい状況や余罪の有無などを調べています。