8日、長野駅前の路地で倒れていた男性が死亡した事件で、ひき逃げなどの疑いで逮捕されたごみ収集車の運転手の男が9日午後、送検されました。 ■記者リポート 「容疑者が車両に乗って警察署を出発します」 身柄を長野地検に送られたのは、長野市の会社員の男(55)です。 警察によりますと男は、8日午前6時すぎ、長野駅近くの路地でごみ収集車で後退する際、道路上に横たわっていた男性を左後輪でひいて死亡させ、救護することなく立ち去った疑いが持たれています。 警察は8日夜、男をひき逃げと業務上過失致死の疑いで逮捕しました。 ■記者リポート 「押収されたごみ収集車です。被害者をひいたとみられる左後輪には、2本のタイヤが並んでいます」 捜査関係者によりますと、付近の防犯カメラには、男が被害者をひいたことを認識し、その後、ごみを回収する様子が映っていたということです。 調べに対して男は、ひいた認識もあり逃げたことも認めているということです。 被害者の男性は何らかの理由で現場に倒れた後にひかれたとみられていて、警察が身元の確認を進めています。