茨城県龍ケ崎市内の交差点で、バイク6台で周回走行などを繰り返したとして、県警交通指導課は9日、道交法違反(共同危険行為)の疑いで、同市、通信高校3年の男子生徒(18)ら県南地域に住む15~18歳の中高生など7人を同日までに逮捕し、水戸家裁に送致したと発表した。無免許で暴走行為をしていた少年も含まれ、「みんなで楽しんで暴走していた」などと供述している。 ほかの6人は同県取手や稲敷、守谷、つくば各市に住む中学生や高校生、土木・建設作業員。7人は暴走族のグループ名として「惡愚(あぐ)」と名乗り、龍ケ崎市を中心に活動していた。 県警によると、7人は今年6月22日午前1時ごろ、龍ケ崎市久保台1丁目の県道交差点内で、オートバイ3台と原付バイク3台に分乗し、空吹かししながら停止したり、周回走行したりするなどして通行車両の進行を妨害した疑い。 通行人などからの110番通報を受けて竜ケ崎署員が現場に急行したが、7人は追跡から逃走。県警はドライブレコーダー映像の解析などを進めて7人を特定し、11月19日までに同容疑で逮捕した。 7人は友人同士で、県警の調べに対して「メンバーが集まると決まって暴走していた」などと話した。うち5人は容疑を認め「周囲に迷惑をかけて申し訳ない」と反省し、残る2人は黙秘しているという。