自宅で夫婦ともに刺殺された大物映画監督をドジャースが追悼した。 映画「スタンド・バイ・ミー」(1986年)の監督として知られるロブ・ライナー氏(享年78)が14日(日本時間15日)、ロサンゼルス市内の自宅で妻とともに刺殺体で発見された。その後、息子のニック・ライナー容疑者がロス市警に逮捕された。 ライナー氏はドジャー・スタジアムで目撃されるなど熱烈なドジャースファンとして知られていた。ドジャース公式X(旧ツイッター)は「ドジャースは、長年のファンであるロブ・ライナーとその妻ミシェルの逝去に対し、深い悲しみを表明し、弔意を共有します」と投稿した。 ライナー氏は1947年にニューヨーク市で生まれたが、人生の大半を南カリフォルニアで過ごした。ビバリーヒルズ高校に進学し、カリフォルニア大学ロサンゼルス校で映画を学んだという。 活動家として政治批判も行っていたライナー氏。死去に対しトランプ大統領は「彼は私のファンではなかった」と振り返ると、「彼はまるで錯乱した人のようになってしまった。『トランプ錯乱症候群』だ。だから、私は全くロブ・ライナー氏のファンではなかった。彼はこの国にとって非常に悪い存在だと思っていた」とコメントし物議を醸していた。