1900万円収賄の罪で起訴の前市長妻が議員辞職、不倫発覚でも夫は「大事な家族」会見で

大阪府岸和田市発注の工事を巡る汚職事件で、収賄と官製談合防止法違反などの容疑で逮捕、起訴された前市長の永野耕平被告(47)の妻で、同市議の紗代氏(39)が25日、議会に辞職願を提出し、同日付で議長に許可された。辞職理由は「一身上の都合」としている。 永野被告は、政治活動で関わりのあった女性から性的関係を巡り訴訟を起こされ、500万円の解決金を支払うことで和解していたことが昨年11月に発覚。市議会から2度にわたり不信任を突き付けられ、失職した。 1度目の不信任決議後の同12月24日に永野被告は市議会を解散。紗代氏は同日、永野被告が開いた記者会見に同席し、被告の女性問題が明らかになった後も「夫は変わらず大事な家族の一員」などと述べていた。 紗代氏は市議会の解散に伴う今年2月の市議選で初当選した。 9月には大阪地検特捜部が、官製談合防止法違反などの疑いで永野被告を逮捕し、その後起訴。起訴状によると、被告は市長在任中、市内の建設業者の社長(今年7月に辞任)に非公表の最低制限価格を漏らすなどした。便宜を図った見返りとして、計1900万円を借り受けたとしている。

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